目にゴミや何か異物が入ってしまった場合
”結膜”といわれる部分に入っている場合と、”角膜”に刺さっている場合があります。
お仕事で鉄や木材などを扱う方に起こりやすいのですが鉄が入った場合は、特に注意が必要です。
角膜は非常に痛覚が発達しているため、異物が付着した瞬間に異物感や激しい痛みを伴います。
鉄粉異物が入ったまま時間が経つと、その周りにサビが出てきます。このサビを充分取らないと、痛みや刺激症状が続き、場合によっては黒目が濁り、視力低下を招いたり、感染したりします。
仕事上、何度か繰り返し鉄粉が入り処置をしている方を見かけます。聞いてみると、ゴーグルをしっかり装用していなかったり、異物感を感じてから日にちが経っていることが多く何度かに分けて角膜を削らないといけない方もいます。角膜は非常にデリケートな部位なので、場合によっては傷跡が残ったり、最悪の場合失明なんてこともあります。
大切な目を守るために、まずは自分でしっかり防御。万が一なにか入ってしまった場合は早急に眼科を受診してください。
※当院は処置の機材にも限りがありますので可能な範囲では治療しますが、状態によってはお断りせざるをえないこともあります。ご来院の際はお電話にてご確認下さい。
